湿度計センサーという機械器具がありますが、研究用や工場等で使われることが多く、不良品を出さないメーカーにとっては貴重な存在として扱われています。この湿度計センサーは本格的な機種の場合は高額で販売されているものですが、用途の範囲を考えた場合、住宅の診断用として使うことに限定をしているのであれば、ECサイトで探す方法であれば数千円で購入できる機種があるのでリーズナブルになります。住宅の診断用では主に築年数が古くなった住宅で使うことができ、老朽化によって屋内側に湿気が屋外から入り込むことが多いので、湿度計センサーがあれば問題個所を速やかに見つけることに役立ちます。既にカビの臭いが出ている部分では簡単に把握できますが、移動しない家具の裏側やユニットバス以外の水回りのスペース、壁面や天井など計測すべきポイントはいくつもあります。

例えば大きなキャビネットを置いている室内で、キャビネットを移動させると湿気が溜まっている可能性があります。このまま放置してしまうとカビの発生の問題や、床材や壁材の腐食が出てしまうリスクがあるので、畳であれば一時的に該当箇所だけ撤去をし、下地に防湿シートを敷いてから元に戻す方法で対応できます。トイレや洗面室など壁の下側付近に湿度計センサーで計測した場合、高い数値が出ている場合は居室と同じように腐食が進んでしまうことは予測できます。この対策方法はクロスを剥がして石膏ボードを確認し、ボードの湿度が高い場合は該当する一面だけを撤去し、壁の内部に断熱材を十分に入れてからボード張りからクロス張りの手順で住宅を守れます。

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